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創作系ひとりプロダクションもどき「B'sChamber」の活動報告など

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GW中はバイトで日払い給料と引き換えにかなりの体力を消耗してしまい、更新はおろか見にすら来ていないというテイタラクに申し訳なく思いつつの書き込み再開です。回復まで3日。働いた日数分かかってしまいました。
kiban.JPG実はGW前から計画していたものに「タカ・ナンショウ・G」という発振回路の製作、というのがあったので進めることにしました。

「タカ・ナンショウ・G」とはCMOSICを使った楽器用発振回路です。
「安くてすごい音の出るオシレータを作ってよ」というノイジシャン南束尚治氏の依頼で作りました。
引き受けたもののどうすればいいか、どこから手をつけたらいいか悩んだ結果、その昔某エンジニア経由でノイズバンド「非常階段」用に作ったエフェクターの中にリングモジュレータを組み込んだことを思い出し、それに近い効果が出る組み合わせを1つのICでやってみることにしました。

回路構成はメインの発振回路が1つ、サブの発振回路が1つ、NANDゲートによる振幅変調部分が1つ、そしてもう1つのゲートは空き、という組み合わせです。
本当のリングモジュレータに比べてちょっと勢いが足りない(正確にはリングモジュレータの半分)のと、2つの発振回路を1つのICで構成したためにその発振回路同士で電池のエネルギーを食い合い、ところどころのポイントで妙に波形が「シンクロ」してしまうという残念なところもありますが、まぁそれも味、ということで。

引き渡した後、南束氏は数回ステージ上で使ってくださいました。
エフェクターを複数つなぎ、さらに轟音に仕上げて会場を埋め尽くす様はなかなかのものでした。

今回は南束氏モデルをさらにグレードアップし、さらにそれを3つ作ることにしました。
グレードアップ点は

●外部から音のオンオフが出来る「ゲート入力」を搭載(チップ-スリーブ間をショートするとオン)
→ヨネミン・Gでなかなかの感触をつかんだので、今後も搭載していこうと。
●外部から周波数をコントロール出来る「Ylink」を搭載
→「これから作る製品にはなるべく搭載しましょう。つないで楽しい自作楽器ワールドを」という米本先生のご提案を受けたもの。こうすることで今後いろいろな機器と接続して面白い効果が期待できる。
●例によって木+エンビのケース概観
→とかく金属的でメカメカしがちな(それもいいんだけどさ)自作機器ものに少しでも味とぬくもりを、という意味があるように見えつつ、実はコストと加工のしやすさを採っただけのことなので、グレードアップという意味は正直薄いけど。

の3点。
他にも「デジタルトランジスタ使用による部品点数のプチ削減」というのもあるけどこれはむしろ「最適化」ということで次選。

前回のヨネミン・Gは作った後に高円寺のマッチングモールや丸子のThrobでのステージでデモったけど、今回はどこでデモるかまだ未定。
もちろん希望者があれば無理のない値段で製作もしますが、そのときはもう少し概観を整えてから。
(今回ゲットしたケースはちょっとデカい気がするんです。)


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プロフィール
HN:
弁慶
年齢:
58
性別:
男性
誕生日:
1965/05/26
職業:
ヒマすぎて困っている板金職人
趣味:
音楽と電子工作
自己紹介:
南関東在住。
やはりYMOに影響を受け、音楽と電子工作を同時に始める。
20代よりライヴ活動を始めるも要領がわからず頓挫、しばらくは宅録と楽器集めにハマる。
30代後半から再びライヴ活動を再開し、資金難にあえぎつつも細々と活動を続ける。
最近は電子工作と音楽をより密接にした展開を目指して試行錯誤しているところ。
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